三度のニューヨーク。その裏にあった、プロポーズと、存続の危機。
2015年、ニューヨーク、カーネギーホールにて初の公演を行います。一曲目はなんだと思いますか?リゲインのテーマです(笑)。(24時間働けますか)これは坂本さんの遊び心の表現です。第1回目はウェイルホール、盛和塾NYC塾生の力を借りながら満員&スタンディングオベーションをいただきました。
2018年の2度目のカーネギー公演はザンケルホールでした。そこで前代未聞のステージからのプロポーズ!まさにドラマです。カーネギーホールはとても規約が厳しく自由な演出ができないので、本番ギリギリまでNGが出るのではとヒヤヒヤでした。ニューヨークの塾生が特に真剣に交渉してくださり、ホールの皆様も応援してくださり、なんとか感動のステージを実現出来ました。プロポーズした団員は本田総一郎さん。実はお父様は銀座男声合唱団初期団員メンバーの一人でした。
2015年のカーネギー公演の後、膵臓癌が見つかり残念ながら他界されました。その後のご縁で息子さんである総一郎さんが入団し、2016年のヤマハホール公演の後の飲み会で今の奥様と出会います。こういうところにも坂本さんらしさ、感じますね。(坂本さんが創業されたブックオフでは社内結婚率が74%であり、粗利益率と等しかったのですよ!)余談ですが、カーネギーホールでお金を払えば誰でも演奏できるわけではないのです。聞いた話では、何百?ある公演の中で唯一2個が選ばれたと言っていました。その1団体が我々銀座男声合唱団でした。誇らしいことです。プロポーズと選ばれたこと、2つも伝説を作りました。笑 銀団らしいです。
そんな銀座男声合唱団ですが、2度目のカーネギー公演を終えた後、存続の危機がありました。それは世界現象だったパンデミックです。2020年から2年間は大変でした。2018年2度目のカーネギー公演の後、初代団長から馬渕さんに団長の座が譲られました。団長や講師陣の先生方が工夫しながらオンラインでモチベーションを保ったり、少人数だけ集めてマスクをつけて距離を保って歌ったり、大変でした。千葉房総半島の方でも合宿をしましたが12名前後だったでしょうか……。駒場東大前でもなんとか演奏会をしながら団員のモチベーションをつなぎ止めました。そこからコロナもあけてホールでの演奏会も可能になり、2023年11月11日、3年ぶりに浜離宮朝日ホールにて第11回銀座男声合唱団定期コンサートに至ります。
出典:銀団バイブル ─ 長山 宏(創立メンバー・バリトン)
全11章は 銀団の歴史 で読めます。
